ヒトに限らず、我々がいつも見ている生き物は、どれも細菌と共生して生きている。いや共生しないと生きていけない。
その共生細菌の世界について書かれた本。
内容解り易く読みやすいのはよいが、値段がネック。¥2100 は高い。
以下、いつもの様に印象に残った箇所。(一部文字種を変更している。)
私たち人間も数多くの微生物と共生関係にあることが知られている。人体に存在する徹生物の総重量は約 2 kg から 3 kg もあり、その種類も驚くほど豊富である。大腸に干種類以上、口腔に 700 、皮膚に 400～500、女性の腔に 500 種以上存在する。
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日本人の腸内でノリやワカメなど海藻の食物繊維を消化している細菌を、フランスの研究チームが発見し、科学誌 NATURE 誌に掲載された (Nature 464 908-912, 2010) この細菌は米国人の腸内にはなく、海藻をよく食べる日本人が体外から取り込んで共生していることがわかった。
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