書籍情報
書誌情報
- 出版社
- ダイヤモンド社
- 最大 No.
- 5522
感想
Apple 社のスティーブといえば、スティーブ・ジョブスがあまりにも有名。しかし同じスティーブの名を持つ同じく共同設立者スティーブ・ウォズニアックはジョブズほど知られていない。
個人的に、ジョブズはデザイナー、プレゼンターとして超一流であると思うけれど、経営者としても IT 企業の創業者であるにも関わらずプログラマーとしても、同時期に創業された Microsoft のビル・ゲイツには遠く及ばないと思う。
それにも関わらず、Apple が世界初のパーソナル・コンピュータの一つとも呼ばれる Apple II を世に出すことが出来たのは、間違いなくソフトウェアもハードウェアもどちらも天才的なもう一人のスティーブ、ウォズニアックが居たからだ。
本書はそのスティーブ・ウォズニアックの自伝。
ジョブズと異なり、人格的にも素晴らしく、利益を周りにも公平に分配しようとする姿勢といい
小さいころに、こうやって少しずついろんなことを身につけられたなんて、僕はなんてラッキーな人生を歩んできたんだろうってね。結果をあまり気にせず、今していることに集中し、それをできるだけ完璧に仕上げることが大事だということを学んだんだ。エンジニアの全員がこういう体験をするわけじゃない。アップルをはじめ、いろんなところでいろんな人と仕事をしたけど、途中のやるべきことをすっとばして最終段階だけをなんとかしようとする人をたくさん見た。そんなの、うまくいくはずがないんだ。絶対に無理なんだよ。
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というように明るく、プラス思考な点といい、もっと多くの人に知ってほしい魅力的な人物だ。
人が見習うとしたら、ジョブズでは無く圧倒的にウォズだよ。