久しぶりに映画を立て続けに見て、これが二つ目 チェンジリング (原題:Changeling)。
あらすじは、幼い息子が失踪し、2 ヵ月後に見つかったのは別人で、本当の息子の捜索をするよう、(19 世紀初頭、腐敗していたことで有名な) LAPD と戦う女性の物語。この女性を Angie こと Angelina Jolie が演じ、監督は Clinton Eastwood。
ここ 10数年、Clinton Eastwood は立て続けに傑作、名作を作っている。また平均しても年一本以上、多い時には 2 本も作成してこのレベルを維持しているのだからすごい。なおかつ、この作品を含めて、いくつかの作品では音楽も担当するほど多才。唯一、この監督の作品での欠点は、あまりにも後味の悪い作品が多いこと。清清しい気持ちで映画館を出れる事は殆ど無い(;_;)。
また Angie も、ここ数点はエンターティメント性の高い作品ばかりが日本で公開されているが、元々『17 歳のカルテ』の助演で注目を集めた演技には定評がある。
そして脇にも John Malkovich らの実力者がいる。
これだけの要素でつまらないわけは無く、間違いなく良作。Clinton Eastwood 監督作品特有の画面の色、音、空気感もある。しかし、Mystic River, Million Dollar Baby はもちろん、主要な賞は取れなかったけれど、最も近年の Flags of Our Fathers, Letters from Iwo Jima には及ばない。
しかし、つぎの GRAN TORINO が楽しみだ。