どちらも Meryl Streep 主演という事で、Julie&Julia と間違えて、恋するベーカリーを観た。
離婚して十年たち、子供達も各々一区切りを迎え、心にポッカリ穴が開く主人公。そんな時に、既に若い相手と既に再婚している元夫と不倫関係が始まり....、という普通はあり得ない事を描いたドタバタ劇。
間違ってみてしまったにしては、それなりに楽しめたければ、一度観れば十分ですね。また、アメリカほど離婚が増えておらず、少なくとも離婚後も子供との関係が続き、元パートナーとも友人関係が成り立つ事も比較的多い欧米ならともかく、日本では社会背景が異なり、実感が無く、純粋なコメディに感じてしまうのは致し方ない。
内容とは別に、Meryl Streep の演技は相変わらず上手い。しかし、ここ数年、あまりにも器用すぎる気がする。人は、喜怒哀楽を表す時、特にそれが深刻な時ほど、本当にあんなに解りやすい表情、仕草をするのだろうか?