『人狼 JIN-ROH」の監督ではあるけど、CM を観て予想はしてとおり、前作と全く異なるほのぼの映画(^^)。
画の作風は、プロダクション I.G を感じるけど、ストーリなど作品全体の雰囲気はジブリ作品、特に八百万の神というか、その力を失った妖怪達が登場する事もあり、『千と千尋の神隠し』と似た印象が残る。
あらすじとしては、些細な事から親子げんかをした直後に父が事故死し、父との思い出のあると地を離れ、母の故郷である瀬戸内海の島に移住する少女のお話。それに次の要素が加わる。
- 「もう返ってこなくて良い」と言ってしまった事への悔やみ
- 父の「ももへ」とだけ書かれた遺品である手紙を見つけ、何を書きたかったのかと思いをはせる
- 母の思いに気付けない幼さ
10 代後半∼20 代にはピンとこないかも知れない、子どもやその親に観て欲しい作品。