Tim Burton と Johnny Depp のコンビは外せないという事で『ダーク・シャドウ』
つべこべ言わずに Tim Burton の世界を楽しむべし、という作品。逆に彼の世界観が好きでない人は、たとえ Johnny Depp のファンであっても、十分楽しめないだろう。
魔女に婚約者を殺され、呪いでヴァンパイアにされた上、地中に閉じ込められた男が、開発工事によって 50 年ぶりに復活し、若さを保ったままの魔女への復讐に挑む。果たして願いは叶えられるのか? はたまた同じ悲劇を生むのか? といったあらすじ。
これだけなら、圧倒的に魔女が悪いのだが、ヴァンパイアにされた主人公に全く同情できない。なぜなら、そもそもの事の発端は、使用人として働いていた女性を魔女と知らずに弄んだのが原因だから。殺された婚約者や、没落した一族はとばっちりではあるが…。
その上、魔女は主人公に未練があり誘惑すれば、(かつての婚約者の生まれ変わり?) 好きな女性がいるにも関わらず、それにホイホイ乗る男も男という事で、Johnny Depp が演じていなければ、女性から総スカンを食らうだろう。
それでも、わたしはやはりこの二人のコンビ作品は好きだ。