高倉健さんの久しぶりの日本作品と言うことで、予告編から気にはなっていたのですが、『あなたへ』を観てきた。
あらすじは刑務所の指導技官である高倉演じる主人公の妻が亡くなり、彼女は最後の手紙を故郷である郵便局のなぜ局留めとする。その手紙を北陸から車で受け取りに行く主人公と人々との出会いの物語。また、その手紙には何が書かれ、なぜ彼女はその様な面倒なことをするのか?
ネタバレになるので、隠している。
- 手紙には「さようならあなた」としか書かれていない
→妻は自分に、自分の人生を歩んで欲しい、といいたかったと解釈 - 妻の故郷で、親切な人々と、その日の暮らしを一生懸命生きる人々と出会い、それを守る為に、刑務所の指導技官でありながら、犯罪の告発を止め、そのけじめの為技官を止める決意をする
話の筋自体は、ごく普通。ただキャストが豪華で、各々の演義を観る作品。
特に健さんはもちろん遺作となった大滝秀治さんの演技は目に焼き付けよう。もう次の演義が観られないのが、非常に残念。