- 少女の惨殺遺体が東京で発見
- 藤原竜也さん演じる清丸国秀が犯人として指名手配
- 少女の祖父であり経済界の大物の山崎努さん演じる蜷川隆興が
この男を殺して下さい。名前・清丸国秀。お礼として10億円お支払いします
とあらゆるメディアで公表 - 清丸は知り合いからも命を狙われ、逃亡先の福岡で出頭
- 命を狙った人物は殺人未遂で捕まるものの、未遂ではあるが蜷川の所有する企業への採用、及び一億円の報酬を渡すと公表
- 日本中が清丸の命を狙う事に
- 犯罪が行われた東京への移送の為、異例ではあるが大沢たかおさんと松嶋菜々子さん演じる 2 人の SP、伊武雅刀さん演じる福岡県警刑事、岸谷五朗さん、永山絢斗さん演じる警視庁の刑事 5 人が清丸の警護を担当する事に
- 五人が到着する前に、拘置所でさえ清丸は、警官からも命を狙われる
- 果たして警官からも命を狙われる清丸を無事東京まで移送できるのか?
加えて、この清丸は、同様の事件を起こし、数日前に出所したばかり。「この様な 人間の屑
を守る価値があるのか?」がこの映画の主題。
三池監督らしい、社会にショックを与える作品。
人の様々な事情や、弱さを描いているものの、結局、主題の「この様な 人間の屑
を守る価値があるのか?」に尽きる。
その為、ここまでの粗筋を読んで、自分なりの答えとその理由まで即答できない人は是非観て欲しい。反面、即答できる人は、その答えや理由が何であれ、この映画を見ても意見は簡単には変わらないだろうし、登場する面々のやり取りや、社会の喧噪が滑稽に見えるだろうから、話の話題にする目的以外では観に行く必要はないだろう。