本屋大賞を獲得した小説の映画化ですね。本屋大賞を取った時も国語辞書の編纂という、マニアックな題材と言うことで話題にもなった『舟を編む』。
世に名高い『広辞苑』の編纂寺の話を聞いたことがあり、その大変さをうっすらと知ってはいたのですが、やはり大変。劇中で「金食い虫」と言われるが、その通り。映画がの設定では、1995∼2008 年と言うことだが、ネットが普及した現在ではより難しく、もうこういった辞書の新規刊行はこれからはないのかも、とも思わせる。
また、出演者の皆さんの演技がどなたも安定していて、劇中全体にゆったりと、また落ち着いた空気が流れ、作品にピッタリ。また、役者の皆さんが、「劇中の各々一癖有るけど、やるべき事はやる人々」を見事に演じてもいる。
しかし、ここ数年の邦画はハズレがない。