『ジュラシック・ワールド』を観たけれど、なんとも残念だ。
『ジュラシック・パーク』シリーズの続編ということで、どうしても期待してしまうこちら側の問題といえば、その通りなのだけれど。
- ただのパニック映画になっている
- 3 D で観たのだが、
- その効果を全く活かせていない
- 飛び出した画に立体感がない
- 飛び出している部分やその後ろが一枚の平面のようで、他で例えると飛び出す絵本のような立体感で、現実世界のそれではない
- これは私がいわゆる不気味の谷に異様に過敏なように、不自然さに敏感なせいかもしれないけれど
- 上に書いた私の感覚に関係するかもしれないが、群衆の動きが単調で同じ速度で歩いている不自然さが目に付く
おそらくプログラミングによる CG なのだろう - CG と他の特撮との質感の違い
つまり全体に目が行き届いていない。
また観客へ恐怖感を与えるのに視覚、、直接的な画に頼りすぎ。前作までのスピールバーグが全面的に関わっていた作品では、ジョーズのようにアングル、ジュラシック・パークの T レックスの出現時のように振動を水文で表すなど、見えないことによって観客の恐怖感を高めていたのに。
まあ公開時期が夏休みということで、家族みんなで観て楽しむ作品としては、OK なんだけどね。