カンヌ映画祭「ある視点」部門受賞ということで『岸辺の旅』。
あらすじは、
- 3 年間失踪していた夫が突然帰宅
- しかしその夫は「俺、死んだよ」と告げる
- 幽霊というより、生霊に近く他の人物にも見られる損残になっていた
- 失踪中に夫が世話になっていた人々のもとを訪れる旅が始まる
- しかし、勿論このような不安定な存在がいつまで続くわけもなく、別れの時はそれほど遠いことではない
- 人はどの様に近しい人の死を受けれていくのか?
- 人と人の繋がりは、何によって形作られているのか?
を思い起こさせる作品。
ただ私個人が、オカルトチックな要素が物語の中心にある作品の評価は下げがちで、それほど満足もなく、観た後に作品の世界に浸ることも、感慨に耽ることもない。
映像とか見せ方とか良い作品なのだけれど。