予告編が面白そうで見た『検察側の罪人』
あらすじとしては
- 老夫婦刺殺事件が発生
- 容疑者として時効となった 23 年前の女子中学生殺害事件の重要参考人松倉が浮かび上がる
- この女子中学生の両親が管理人をしていた寮に住んでいた木村拓哉演じる上席検事は、二宮和也演じる担当検事に松倉を犯人とする筋書きを誘導していく
- そんなか松倉は時効の過ぎた23 年前の事件は自供するが、今回の事件は否認
- 更により怪しい容疑者が浮かび上がり…
といった内容。
ミステリーとしては面白いし、訳者の演技も良い。特に松倉演じる酒向芳の演技は秀逸。
しかし人物、特に木村拓哉演じる検事の内面や苦悩が演技によって描ききれていない印象が拭えない。
あの様な決断。行動をするに至るまでに、人はもっと思い悩むのではないだろうか?