表題の現象が起きて困った。しかし、原因が解ってみると、私のイージー・ミスであったことを最初に告白しておく。これはその顛末である。
2 週間ほど前から、Windows Vista で Windows Update が失敗する。ヘルプに促されて、「サポート オンライン」に記載されていることを一通りやってみるがダメ。実際に行ったのは、次の事。
- OS 付属のファイアウォールを ON/OFF の両方で試す
- OS 付属とは別のファイアウォールを OFF にしたりアンインストールしてみる
- ウイルスチェッカーを無効にしてみる
- 「インターネットオプション」に *.microsoft.com を信頼済みのサイトに追加してみる
- Hosts ファイルから Windows Update および Microsoft Update のエントリがあるか確認→結局記載が元々無かった
なにぶん、この Vista の PC はメインでは使っておらず、何処に何の設定があるのが未だ良く把握していない。そのため、ネットワーク自体に問題があるのか、OS の設定なのか、バックグラウンドで動作しているソフトウェアの問題かなかなか解らない。
しかも試していくうちに、
- アップデートがあるかの確認
- Windows Defender のアップデート
には成功し、OS 本体のアップデートのみ失敗するから、よけいに悩む。
しかし幾つかの設定を見直していると、「インターネットオプション」→「接続」→「LAN の設定」で「LAN にプロキシ サーバーを使用する (これらの設定はダイヤルアップまたは VPN 接続には適用されません)」が ON にし、問題が起きている Vista を接続している環境としては、不適切なサーバを指定している(^^;。これが原因。Windows Update でも一部のファイルは、ここで指定されたプロクシーサーバを使ってパッチをダウンロードするんだな。
元々ここの設定を変えたのは、この PC は実はノートで持ち歩くことがあり、そのとき出先の環境に合わせたため。しかし今回そのことをすっかり忘れていた。普通なら、その様な設定では、Internet Explorer (以下 I.E) で WEB の閲覧が出来なくなるので直ぐに気が付く。しかし私は標準の WEB ブラウザとしては、Firefox を使い I.E は殆ど使わず、WEB の閲覧では全く支障がなかったためことが、逆に問題を見過ごすことになってしまった。
さらに後からサポートページを良く読めば、別ページに記載があるのだが、そこに繋がる前の一文「企業ユーザーおよびプロキシ サーバー ユーザーの場合」先頭の「企業ユーザ」に気を取られていた。
ああ、なんと愚かな事だろう。