Ubuntu 23.10→Ubuntu 24.04 にアップグレード

念の為、次も忘れないこと

  • データのバックアップ
  • 起動中のアプリは全て閉じとく

をした後、「ソフトウェアのアップデート」か次のコマンドを実行するだけ

sudo do-release-upgrade

発生した問題

結果は基本問題がないが、細かい問題はあった

Wayland

相変わらず Waylan 未対応アプリが残っている

  • Wayland に対応したドロップ・ダウン・ターミナルは無いようで、Guake, Tilda はどちらも設定したショートカットで閉じる (隠す) ことは出来てても開けない
  • クリップボード・マネージャー CopyQ で履歴が取れない

対象法があるので、Wayland を試用中

wmctrl を使った Windows ID の取得ができず、アプリ間の連携が取れないケースがあるので結局 X.org を使う

  • 例えば Vim の clientserver 機能が使えないので、GVim の多重起動が防げない
  • 他にも起動済のアプリを kill できない

パッケージ・リポジトリが deb822 に変更

今回からパッケージ・リポジトリのファイル・フォーマットが変更されたことによる問題が起きた

それまであった /etc/apt/apt.conf.d/*.list は基本時には、/etc/apt/apt.conf.d/*.sources に変換されるので、アップグレード後に「ソフトウェアのアップデート」で再有効化すれば良い

しかし Google Chrome や Visual Studio Code のように、設定ファイル内に署名ファイルの情報が含まれていると、変換が上手く行かないのに加えて /etc/apt/apt.conf.d/*.list.distUpgrade に名前変更されているので、有効/無効のリストに現れない。古い形式でも使えるので、/etc/apt/apt.conf.d/*.list に名称変更するか、新しい書式のファイルを作り直す必要がある

Notmuch

何故か Notmuch とそれを Python から使うためのライブラリ python3-notmuch2 が削除されていた

アップグレード直後に

sudo apt autoremove --purge

を実行したので、この時なのかアップグレード時か削除タイミングは不明だが、そもそも削除された理由がわからない。次のコマンドで再インストール

sudo apt apt install notmuch python3-notmuch2

Firefox

Deb 版の Firefox を使っていたが、Snap 版に置き換わってしまっていた

パッケージ・リポジトリの設定は残っているので、Snap 版を削除して、Deb を入れ直し

sudo snap remove firefox && sudo apt install firefox firefox-locale-ja

プリンター

登録済みのプリンターで印刷がエラーになってしまうので、一度登録を削除して再登録し直した

ネットワーク・プリンターだったことに関係が有るか? なども含めて、原因は不明のまま