何か文章を書く時にその元ネタがあれば、それを明示する。学術論文なら、元の掲載誌名、掲載題名、著者名、ページ数が殆どの場合書かれている。最近ではブログようなネットへの書き込みで、ネットの情報が元ネタなら、URL を記載されている。私も新聞/雑誌を読んで思うことがあれば、その記事の URL を記載しつつ、場合によっては引用もする。
そこで新聞/雑誌の元になった一次情報を直接閲覧したいことがある。理由は、
- 詳細が知りたい
- 記事の場合、その会社/記者の考え方、というフィルターがかかっている
- 記事の URL がいつまで有効か不安
等さまざま。
しかし記事にこの元の一次情報の入手先が書かれていることは殆ど無い。書かれていても、それを発表した団体名までで、その団体のリンクはおろか、URL もない。当然ネットで公開されている情報でも、その URL を記載してあるのを見たことがない。さらにネットに未公開だと、
- 何時発表された
- 発表資料の書名/題名
- 何のページ
は解らない。はっきり解るのは、印刷された書籍の場合だけ。
新聞社/出版社/放送局は、記事/内容の著作権を強く主張する。それなら「その元になった一次情報はどこで手に入れられるのか?」は、取材対象が個人で無い場合、言い換えれば官報、裁判記録、公的機関の発表資料など公のものは明示し、読者/視聴者が利用しやすくして欲しい。
また編集長が最終的な責任を持っているのは解るが、署名記事の少なさは何とかして欲しい。