録画番組を再生する際にテレビ CM を自動的に飛ばす「CM オートカット機能」がついたレコーダーやテレビが、姿を消す見通しになった。
との事。
正直、「無駄な事を」と思う。殆どのユーザは、録画しておいた番組で CM を見る事はない (確かに「CM 自体がおもしろ」事はあるが、これは希なので。実際のデータ:2011/02/16 追記)。この機能が無くなっても、飛ばすだけ。チャプターが切れていないとしても、早送りは勿論できる。また現在の機種には、殆ど 30 秒ほど飛ばす機能があり、CM はおおよそ 90 秒と決まっているので、3 回押せば CM はほぼ見ないで済む。
ただ、情報処理技術が進むと、現在のように再生時に CM を確実に飛ばす事はもちろん、CM 自動カットの録画も可能になる。これではTV 局は財政基盤が成り立たないので、これを許すと、おそらく民法は本放送部分に、テロップを入れたり、ある程度画面を占有して CM が常時表示される事になるだろう。
それでは、CM が邪魔しない番組は、NHK と有料放送のみになってしまう。それに比べたら今回の方法の方が、視聴者にとっては有り難い。面倒ではあるが、CM を見ないで済む方法はあるし、CM 無しに編集する事も比較的簡単なのだから。
一方、TV 局の現在のビジネス・モデルは遠からず崩壊、若しくは既に崩壊しているので、早急にモデルを再構築する必要があるのだろう。そして、それは TV に限らず大手新聞を含めたメディア業界全てに言える。