自宅で深夜使用する目的で長い間使っていた Wireless Headphone が壊れてしまったので、代用品を探してみる。
Wireless は、動きが制約された無い利点はあるものの、やはり耐久性の問題や音質の低下は否めないので、今回は有線タイプを検討。また iPod でも利用できたらありがたいので、ネットで見ていると、SHURE の評判がよいので、SE530PTH-J を購入。
確かに高いだけあって音質は抜群。iPod の様に音質的には決して良くないプレーヤーでも Pop, Rock, Jazz, Classic とジャンルを問わず、良質音源に早変わりする。
また個々の楽器の音もハッキリする。しかし、これはその反面、楽器同士の調和が減少するともいえるので、この点は好みが分かれるかも。また好みが分かれる要因としては、中音と比べると、高音・低音がハッキリしすぎるかも。
ここまでは概ね良い点だが、こういった点は既にネットにあふれているので、あえて欠点を。
先に、iPod での使用に触れたが、この利用形態では、殆どの場合持ち歩くと思われる。しかし、実際に持ち歩いて使う場合、カナル・タイプの欠点が必然的に現れる。骨伝導による音の伝わりがハッキリしすぎてしまうのだ。
- 歩いた時に、踵を着地した衝撃音が響く
- 外の音が大幅に軽減される、逆に言えば (標準の状態では) 外部の音は殆ど聞き取れないので、上記の点を除外しても、町中を歩きながらの使用は危険
また持ち歩く場合でなくとも、骨伝導による弊害はそのままなので、
- お茶など何かを飲み込んだ音でさえ響く
- 自分が発する音が反響するので、聞きながら口ずさむのはおろか、ハミングも無理
といった欠点もある。加えて、元の音源が電源と入れただけで発生させるノイズもしっかり拾ってしまうので、極少量音での視聴にはむかず、曲と曲との間の無音部分に違和感を覚える人もいるかもしれない。ただし、耳へ装着器具は複数あり、上記は標準状態の感想なので、器具を変えると、使用感も変わると思われる。(器具は結構確りついているので、標準以外の器具は試していない(^^;)
なお
- 別売りで、91, 23 [cm] の延長コードが販売されているが、本製品にも同梱されている。本体でおよそ 160 [cm] あるので、自宅で TV と併用する場合などは、この点も考慮して、延長コードは購入すればよいだろう
- 外部の音を聞く為の Push-To-Hear コントローラが付属し、これを機能させる為の単 4 電池も同梱されている。なお、電池が切れても、(電池を抜いても) Push-To-Hear コントローラが機能しないだけで、視聴には問題がない
- Push-To-Hear コントローラは取り外し可能
という点にも触れておく。