Ubuntu 22.10 インストール

ストレージの空き容量が心許なくなり、Let's note CF-SR3 を購入した

ブータブルUSBの作成

この機体は CD/DVD ドライブがないので、予め前の機体 Let's note CF-SZ5 で「ブータブル USB の作成」(右アイコン) し、USB メモリーを用いて Ubuntu 22.10 をインストールした

基本的には問題はないが、以前と異なる点や問題点を述べる

以前からの改善点

キーによる輝度調整

以前はUbuntu 21.04 の Let's Note における画面の輝度変更に有るように、grub の修正が必要だったが必要なくなったもよう

ただしこれはハードウェアが変わった事が原因かどうかは不明

問題点

22.04 と同様の問題

  • Wayland では動作しないアプリがまだ有る→Ubuntu 24.04 では対策がある
  • flake8 の設定ファイルの保存場所
  • Gnome 拡張機能 Dash to Panel が公式パッケージからなくなっている

は同様なので、Ubuntu 22.04 にアップグレード の対処が必要

Fcitx5

設定ファイルがそのままでは使えなかった

かな漢字変換には Fcitx5+Mozc の組み合わせにしているが、前の機体から設定ファイルをコピーしただけでは、全く動作しなかったので全て設定ファイルを削除して一から設定し直した

古いアプリだと日本語入力 ON にできない

古い機体では、Fcitx5 をインストールするだけで使用している全てのアプリが問題なく日本語入力できていたが、新しい機体では日本語入力できないアプリが有った

具体的には EBView で、原因は使用している GTK のバージョンが古いためなので、解決方法はそれ用のフロントエンドをインストールすれば良い

sudo apt install -y fcitx5-frontend-gtk2

ホイール・スクロールが働かない

Ubuntu 18.10 の Let's Note 対応状況で書いたように Synaptics のインストールと設定すればよかったが、どうやっても 2 本指でのスクロールと両立させられない

Synaptics を入れないで、エッジスクロールだけを使うなら可能だが、それだと 3 本指タップも使えない

解決法は不明のまま

サブ・モニター接続状態でもサスペンド

  • ノート PC のモニター (蓋) を閉じたらサスペンド
  • しかしサブ・モニター接続状態ではサスペンドしない

という使い方をしたいので、次のように設定した

if grep -qE '^#?HandleLidSwitch=.+' /etc/systemd/logind.conf ; then # 閉じた時のデフォルト設定 sudo sed -Ei 's/^#?HandleLidSwitch=.+/HandleLidSwitch=suspend/' /etc/systemd/logind.conf else echo 'HandleLidSwitch=suspend' | sudo tee -a /etc/systemd/logind.conf > /dev/null fi if grep -qE '^#?HandleLidSwitchDocked=.+' /etc/systemd/logind.conf ; then # 閉じた時のデフォルト設定をサブ・モニター接続時の設定で上書き sudo sed -Ei 's/^#?HandleLidSwitchDocked=.+/HandleLidSwitchDocked=ignore/' /etc/systemd/logind.conf else echo 'HandleLidSwitchDocked=ignore' | sudo tee -a /etc/systemd/logind.conf > /dev/null fi

これで概ね予想通りの動作をするのだが

  • サブ・モニター接続
  • ノート PC のモニターを閉じている

状態で電源を入れたときは、ログイン直後にサスペンドになってしまう

たまにサスペンドしないことも有るが、どんな条件でサスペンドする/しないになるのか不明のまま